『新版 適応障害のことがよくわかる本』を読んで感じたこと
適応障害について調べていたときに、手に取ったのが『新版 適応障害のことがよくわかる本』です。
適応障害という言葉は聞いたことがあっても、「具体的にはどんな状態なのか」「うつ病とは何が違うのか」「どうすれば回復していくのか」までは、意外とよくわかっていませんでした。
この本を読んでまず感じたのは、適応障害についてかなり具体的に知ることができる本だということです。
特に印象的なのが、実際のケースを取り上げながら説明しているところです。
「仕事に行くのがつらくなる」
「気分が落ち込む」
「不安が強くなる」
といった症状について、単に医学用語で説明するのではなく、具体的なケースを通して理解できるようになっています。(講談社)
適応障害は「気持ちの弱さ」だけではない
適応障害について調べる前は、「ストレスに弱い人がなるものなのかな」と考えてしまうこともあるかもしれません。
しかし、本書では、適応障害の原因となるストレスや本人の特性、発症までの経過などについて詳しく説明されています。
また、適応障害は外から見ると普段と変わらないように見えることがあり、「怠けている」と誤解されやすいという点も紹介されています。(講談社)
この部分は、本人だけでなく、家族や職場の人にも知っておいてほしいところだと感じました。
うつ病との違いも知ることができる
適応障害について調べていると、「うつ病とは何が違うの?」という疑問も出てきます。
本書では、適応障害の診断について説明する中で、うつ病やPTSDなど、ほかの精神疾患との違いについても取り上げています。(CiNii)
「自分は適応障害なのか、それともうつ病なのか」と自己判断するための本ではありませんが、病気について正しく理解するための知識を得るという意味では参考になります。
回復について書かれているのもよかった
個人的に、この本で重要だと思ったのが「診断や症状の説明だけで終わっていない」というところです。
後半では、精神療法や生活療法、周囲の人の対応、職場でのケア、そして再スタートについても取り上げられています。(講談社)
適応障害になったときは、
「この先どうなるんだろう」
「仕事に戻れるのかな」
と不安になることがあります。
そんなときに、適応障害について知り、回復までの考え方を整理するための一冊として役立つと思います。
こんな人におすすめ
この本は、特に次のような人におすすめです。
- 適応障害と診断された人
- 適応障害について詳しく知りたい人
- 仕事のストレスで心身の調子を崩している人
- 家族や職場の人が適応障害になった人
- うつ病との違いを知りたい人
- 適応障害からの回復について知りたい人
イラスト図解形式なので、専門的な医学書よりも読みやすいのも特徴です。(講談社)
まとめ
適応障害になると、「なぜ自分がこんな状態になったのか」と悩んでしまうことがあります。
そんなとき、まず病気について知ることは、自分の状態を整理するきっかけになると思います。
『新版 適応障害のことがよくわかる本』は、適応障害の原因や症状だけでなく、診断、治療、生活、職場でのケア、再スタートまで幅広く扱っている一冊です。
「適応障害について、まずはきちんと知りたい」
そんな人には、一度手に取ってみてほしい本です。
※本記事は書籍の紹介を目的としたものです。症状の診断や治療については、医療機関などの専門家に相談してください。

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